【日本の歴史漫画】角川版と小学館版(最新版)どっちを選ぶ?2つの歴史漫画を色々比較してみた!

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7年連続売上No.1の角川版日本の歴史漫画と、リニューアルして生まれ変わった小学館版日本の歴史漫画

どちらを購入しようか迷っている方、いらっしゃいませんか?

そんな方に向けて、角川版と小学館版(最新版)を両方とも全巻購入して読んでみた筆者が、いろんな角度から比較してみました。

じゅんぺー

角川か小学館か購入を迷われている方、ぜひ参考にしてみてくださいね!

角川版と小学館版のレビュー記事を見てみる(こちらをタップ)
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【日本の歴史漫画】角川版と小学館版(最新版)を比較

角川版小学館版(リニューアル版)の違いを、下記11点比較してみました。

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  1. 価格&巻数
  2. 発売日
  3. イラスト
  4. 監修
  5. 特徴
  6. 近現代史の割合
  7. 資料&コラムの割合
  8. ページ数
  9. 漫画のカラーページの割合
  10. 本のサイズ感
  11. 全巻セット購入特典
じゅんぺー

1つずつ説明します。

角川
小学館
  • 全16巻+別巻4冊
  • 全巻セット価格(税込):19,140円
  • 1冊の価格:957円
  • 全20巻
  • 全巻セット価格(税込):19,360円
  • 1冊の価格:968円
角川版日本の歴史16巻+別巻4冊
角川版
小学館版日本の歴史全20巻
小学館版

巻数は一緒ですが、セット価格・1冊の価格ともに、小学館版より角川版のほうが若干安いです。

発売日

角川
小学館
  • 2015年6月30日(初版 15巻まで)
  • 別巻歴史丸わかり図鑑は2016年10月22日
  • 別巻3冊(近現代史)は2018年7月24日
  • 16巻は2022年10月13日
  • 2022年12月1日(リニューアル版)

角川版は、15巻までは2015年に発売、16巻は2022年10月に発売され、令和の出来事(安倍元首相の事件など)まで網羅されました。

一方小学館版は、2022年12月に41年ぶりにリニューアルされ、2023年現在一番新しい日本の歴史漫画です。

イラスト

漫画家の一覧が縦に長くなってしまったので、開いて見られるようにしました↓

角川版と小学館版のイラスト・漫画家一覧(こちらをタップ)
角川
小学館
  • 1巻表紙:吉崎観音 漫画:岩本佳浩
  • 2巻表紙:浅田弘幸 漫画:坂元輝弥
  • 3巻表紙:いとうのいぢ 漫画:天神うめまる
  • 4巻表紙:藤田香 漫画:梅屋敷ミタ
  • 5巻表紙:小畑健 漫画:岩元健一
  • 6巻表紙:藤真拓哉 漫画:松尾葉月
  • 7巻表紙:いのまたむつみ 漫画:藤森ゆゆ缶
  • 8巻表紙:江畑里沙 漫画:ひらぶき雅浩
  • 9巻表紙:川元利浩 漫画:備前やすのり
  • 10巻表紙:しゅー 漫画:かのえゆうし
  • 11巻表紙:杉基イクラ 漫画:石川樹
  • 12巻表紙:片岡人生、近藤一真
    漫画:蔦森えん
  • 13巻表紙:氷堂涼二 漫画:水面かえる
  • 14巻表紙:琴音らんまる 漫画:久木ゆづる
  • 15巻表紙:近藤勝也 漫画:亜円堂
  • 16巻表紙・漫画:柳沼行
  • 別巻①表紙:丹地陽子 漫画:亜円堂
  • 別巻②表紙:ヴァージニア二等兵
    漫画:備前やすのり
  • 別巻③表紙:ヴァージニア二等兵
    漫画:勇沢梛木
  • 別巻まるわかり図鑑表紙:浜弓場双
  • 1-3巻 よはきて・エウ
  • 4•5巻 あおきてつお
  • 6-8巻 高田靖彦
  • 9-12巻 新井淳也
  • 13•14巻 田中顕
  • 15•16巻 上川敦志
  • 17巻 岩田やすてる
  • 18-20巻 トミイ大塚

角川版

角川版日本の歴史第16巻

小学館版

小学館版学習まんが日本の歴史20巻

角川版は、スタジオジブリの近藤勝也さん、「ケロロ軍曹」の吉崎観音さん、「DEATH NOTE」の小畑 健さんなど豪華な執筆陣によるイラストです。

小学館版は、旧版のあおむら純さんの漫画から今風のテイストの漫画に変わりました。

角川版は、表紙と漫画は違う方が描いていますが(16巻は表紙・漫画同じ漫画家)、小学館版は表紙と漫画ともに同じ方が描いています。

角川版は表紙と漫画は違う方が描いていますが、わが家ではまったく違和感なく読めています。

じゅんぺー

角川版のイラストはかわいらしくキラキラした感じ、小学館版のイラストはシンプルで真面目なイメージ。どちらも迫力ある漫画ですよ!

監修

角川
小学館
  • 山本博文(東京大学教授)
    ※16巻のみ五百旗頭薫(東京大学教授)
  • 山川出版社の教科書作りに関わってきた歴史学者が専門分野の監修を担当
    ※編集協力は山川出版社

角川版は、16巻以外は一貫して東京大学教授の山本博文さんが監修。

小学館版は各巻で監修者が違い、山川出版社の教科書作りに関わってきた歴史学者が専門分野の監修を担当しています。

特徴

角川
小学館
  • 「東大流」で歴史の大きな流れを掴む工夫が満載
  • 豪華な執筆陣によるイラスト
  • 編集協力が山川出版社
  • 圧倒的な情報量

角川版の大きな強みは、東京大学 山本博文教授による「歴史の大きな流れをつかむ」技法「東大流」に基づき構成されているところと、イラストが豪華なところ。

一方小学館版の大きな強みは、編集協力が日本史の教科書で有名な山川出版社であるところと、情報量が多いところで、ちょっとびっくりするくらい細かいところまで描かれています。

じゅんぺー

角川版に比べると、小学館版の方が情報量・文字量が多いです。

近現代史の割合

角川
小学館
  • 全16巻+別巻4冊中8巻
  • 全20巻中9巻

角川版も小学館版も近現代史のボリュームが多いのですが、リニューアルした小学館版が少し上回っています。

ただ明治時代から現代までのページ数を数えてみたところ、角川版は1,792ページ、小学館版は1,792ページとページ数は一緒でした。

じゅんぺー

明治時代以降に関しては内容の違いはあれど、割合はそんなに差はないみたい……。

角川版全巻リストを見てみる(こちらをタップ)
1巻日本の始まり 旧石器〜縄文・弥生〜古墳時代
2巻飛鳥朝廷と仏教飛鳥〜奈良時代
3巻雅なる平安貴族平安時代前期
4巻武士の目覚め平安時代後期
5巻いざ、鎌倉鎌倉時代
6巻二つの朝廷南北朝〜室町時代前期
7巻戦国大名の登場室町時代後期〜戦国時代
8巻天下統一の戦い安土桃山時代
9巻江戸幕府、始動江戸時代前期
10巻花咲く町人文化江戸時代中期
11巻黒船と開国江戸時代後期
12巻明治維新と新政府明治時代前期
13巻近代国家への道明治時代後期
14巻大正デモクラシー大正〜昭和時代初期
15巻戦争、そして現代へ昭和時代〜平成
16巻多様化する社会平成時代〜令和 
別巻 よくわかる近現代史 1大正から激動の昭和へ
別巻 よくわかる近現代史 2戦中・戦後の日本
別巻 よくわかる近現代史 3現代日本と世界
別巻 歴史まるわかり図鑑
小学館版全巻リストを見てみる(こちらをタップ)
1巻日本文化のあけぼの
2巻律令国家への道
3巻平城京と政争の時代
4巻平安王朝と貴族政治
5巻院政と武士の台頭
6巻鎌倉幕府の成立
7巻室町幕府と下剋上の時代
8巻戦国大名と織豊政権
9巻江戸幕府誕生
10巻天下泰平の時代
11巻「内憂外患」の時代
12巻開国と幕末の動乱 ☜小学館の公式サイトではここからが近現代
13巻明治維新と文明開化
14巻日清・日露戦争と帝国日本
15巻大正デモクラシー
16巻恐慌と軍部の台頭
17巻アジア・太平洋戦争
18巻占領と日本の復興
19巻高度経済成長の時代
20巻平成から令和へ

資料&コラムの割合

角川
小学館
  • 1冊約20ページ
  • 1冊約26ページ

角川版のコラム(解説)は、「〜なんだ。」「〜だね。」など口語体で語りかけるように書かれていて子どもが読みやすい仕様

一方小学館版のコラムは、文字ぎっしりで大人でも読み応えがある内容です。

資料はどちらもカラーの写真や絵などが豊富に収録されていて、各時代のイメージが掴めたり、文化を知ることができます。

ページ数

角川
小学館
  • 1冊のページ数:224ページ(別巻の丸わかり図鑑は223ページ)
  • 総ページ数:4,479ページ
  • 1冊のページ数:224ページ
  • 総ページ数:4,480ページ

ページ数は、角川版・小学館版ともにほぼ同じでした。

漫画のカラーページの割合

角川
小学館
  • 1冊につき17ページ
  • 1冊につき17ページ

漫画のカラーページ割合は、角川版・小学館版ともにぴたりと一緒でした。

本のサイズ感

本のサイズは、小学館版の方が一回り大きいです。

本のサイズを比較

重さも小学館版の方がボリュームあり。

本の重さは263g
角川版 263g
最新版の重さは381g
小学館版 381g
じゅんぺー

角川版・小学館版ともにソフトカバーで、持ち運びしやすくなっています。

全巻のサイズ感は下記の通り。

角川版と小学館版の全巻の横幅の比較
上が小学館版、下が角川版

全巻ずらっと並べてみると、1冊分くらい小学館版の方が幅広です。

全巻セット購入特典

角川版
小学館版
  1. 戦国すごろく
  2. 戦国武将のぼり旗しおり定規
  3. 関ケ原の戦いパノラマ大図解
  4. 近現代史まるわかりすごろく
  5. まんがでめぐる!世界遺産マップ
  1. 重大事件100カード
  2. 日めくり日本史カレンダー
  3. 日本史ワンダー大地図
  4. 「つながる」重要年表 ハンドブック

角川版全巻購入5大特典

画像引用元:Amazon
画像引用元:Amazon
画像引用元:Amazon
画像引用元:Amazon
じゅんぺー

わが家は角川版はちょこちょこ買い足して全巻そろえたので、付録はもらえなかったのですが、すごろくなどかなり面白そうな特典ばかりです……!

小学館版全巻セット購入4大特典

小学館版学習まんが日本の歴史の4大ふろく

小学館版は、4つの付録のほかに初回セット限定特典(オリジナル骨伝導ワイヤレスイヤホン、全20巻無料で読めるデジタル版)があります。

じゅんぺー

付録がかなりおもしろいですよ!親子で活用してます♪

小学館版の全巻セット付録のレビューはこちらからご覧ください。

【日本の歴史漫画】角川版と小学館版(最新版)の比較一覧表

角川版小学館版の違いを比較表にまとめてみましたので、ご参照ください。

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角川版  角川学習まんがシリーズ16巻+別巻4巻セット小学館版  小学館版日本の歴史漫画全20巻です
巻数と価格全16巻+別巻4冊
全巻セット価格:19,140円(税込)
1冊の価格:957円(税込)
全20巻
全巻セット価格:19,360円(税込)
1冊の価格:968円税込)
発売日2015年6月30日(15巻まで)
※別巻歴史丸わかり図鑑:2016年10月22日
※別巻3冊(近現代史):2018年7月24日
※16巻は2022年10月13日
2022年12月1日
イラスト豪華な執筆陣によるイラスト活躍中の漫画家によるイラスト
監修者山本博文(東京大学教授)
※22巻のみ五百旗頭薫(東京大学教授)
山川出版社の教科書作りに関わってきた歴史学者が専門分野の監修を担当
特徴「東大流」で歴史の大きな流れを掴む工夫が満載山川出版社が編集協力
近現代史の割合全16巻+別巻4冊中8巻全20巻中9巻
資料&コラムの割合1冊約20ページ1冊26ページ
ページ数1冊のページ数:224ページ(別巻の丸わかり図鑑は223ページ)
総ページ数:4,479ページ
1冊のページ数:224ページ
総ページ数:4,480ページ
漫画のカラーページの割合1冊につき17ページがカラー1冊につき17ページがカラー
全巻購入特典戦国すごろく
戦国武将のぼり旗しおり定規
関ケ原の戦いパノラマ大図解
近現代史まるわかりすごろく
まんがでめぐる!世界遺産マップ
重大事件100カード
日めくり日本史カレンダー
日本史ワンダー大地図
「つながる」重要年表 ハンドブック
2023年10月現在


他の歴史漫画とも比べて選びたい方は、6社の日本の歴史漫画を比較した記事をご覧ください。

角川版と講談社版を徹底的に比べた記事はこちら▼

角川版と小学館版(最新版)のそれぞれのおすすめの人

角川版、小学館版を読んでみて、それぞれおすすめしたい人をまとめてみました。

角川はこんな人におすすめ!
小学館はこんな人におすすめ!
  • 歴史を学ぶのが初めてのお子さん
  • かわいい絵が好き
  • 迫力ある読みやすい漫画で歴史を楽しく学びたい
  • 読みやすいサイズの本がいい(小さなお子さんの手におさまりやすいサイズです)
  • 歴史の知識がある程度あるお子さん
  • 読書好きなお子さん
  • 受験対策をしたい
  • 大人の学び直しに

私個人の勝手なイメージですが、通信教育にたとえると角川版は「進研ゼミ」、小学館版は「Z会」みたいな感じだなあと……。

角川版はかわいいキラキラしたイラストで歴史を楽しく学べ、小学館版は角川版に比べると落ち着いた感じのイラストで、歴史を深く学べる(文字が多く、ちょっと難易度高め)という印象を受けました。

じゅんぺー

角川版・小学館版両方買ってみて、最初の歴史漫画に(小学校低学年)どちらを選ぶかと聞かれたら……、わが家はやはり角川版を選びます。娘が角川版のイラストが大好きで……。中学生以降なら小学館版を選びたいなあ。

いずれにしろ、どちらも大学受験まで長く使える良質な日本の歴史漫画

合う合わないはあると思うので、図書館や書店で実際にお手にとって、お子さんと試し読みされることをおススメします。

角川版はこちらから、小学館版はこちらから全巻試し読みできます。

じゅんぺー

お子さんが読みやすい・おもしろそうと感じたものを選ぶのがいいと思います!

歴史に触れるのがまったく初めての方は、ドラえもんの日本の歴史コナンの日本史探偵も楽しく読めておすすめです(娘が小1の頃購入し、おもしろかったそうで何度も読んでいました)。

まとめ:お子さんの食いつき具合を観察して選ぶのがオススメ!

ここまで、角川版と小学館版を色々比べてみました。

わが家は娘が小2の時に角川版を、小4の現在(つい最近)小学館版(リニューアル版)も全巻購入しました。

まずは角川版で歴史を楽しく学んで、知識がある程度身についたあと、小学館版を導入するという選択をしましたが(清水の舞台から飛び降りるつもりで……)、読み比べて楽しんだり、親子で歴史のことを話す機会がさらに増えたので、思いきって両方購入して良かったと思っています。

じゅんぺー

ぜひ本記事を参考にしていただいて、お好みの日本の歴史漫画を選んで親子で楽しんでくださいね!

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