子どもが日本の歴史を楽しく学べるアイテムとして、また受験対策としても欠かせない「日本の歴史漫画」。
将来を見据えて使うことを考えると、子どもに合った歴史漫画を選びたいところですよね。
ただいろんな出版社から歴史漫画が出ているので、どれを選べばいいか迷う方も多いと思います。
そこで本記事では、記事の前半で「日本の歴史漫画の選び方」と「大手6社の日本の歴史漫画の比較」を解説しつつ、記事の後半では「6社の日本の歴史漫画の特徴やメリット・デメリット」を一つずつくわしく紹介します。
またわが家が購入した時、こういうところが決め手になったよ、という実体験を交えつつお伝えしますね。
日本の歴史漫画選びに悩んでいる方、ぜひ本記事を参考にしてみてください!
気になるところまで読み飛ばす
日本の歴史漫画の選び方
まずは、日本の歴史漫画を選ぶ4つのポイントを紹介します。
近現代史・資料・カラーページの割合をチェック
近現代史の割合や資料&コラム(解説)の割合、カラーページの割合を比べてみて、何を重視するのかを決めておくと選びやすくなると思います。
近現代史・資料&コラム・カラーページの割合の比較はこちらをご覧ください。
近現代史の重要性が高まっているので、わが家は近現代史のボリュームがしっかりある歴史漫画を候補にしました。
あとは、歴史漫画が出版された年も併せてチェックしておきましょう。
イラストをチェック
イラストは、結構重要なポイント!
最終的な決定打になるのは、お子さんのイラストの好みなんじゃないかなあ……と個人的に思ってます。
長く読むことになると思うので、お子さんの食いつきが良い歴史漫画がおすすめですよ。
わが家の場合は、娘が角川版のイラストを気に入ったことが購入の決め手になりました!
本のサイズをチェック
日本の歴史漫画には、ソフトカバーとハードカバーの2種類のタイプがあります。
収納のしやすさ・持ち運びを重視する方はソフトカバーの軽いタイプ、少し大きめでカバーが固く、丈夫なほうが良い方はハードタイプを選びましょう。
娘が本を持って外出することが結構あるので(電車で読む用)、わが家には軽いソフトカバーがピッタリでした。
また全巻セットで購入する場合は、購入前にどこに収納するかを考え、スペースを確保しておきましょう。
価格をチェック
お値段も気になるところ。
セット価格は、9,680円から23,540円のものまであります。
日本の歴史漫画の全巻セットを買う場合は、一度に大きな金額を支払うことになるので、予算の範囲内で購入できる価格帯のセットを選びたいものです。
ただ価格だけでなく、他のチェックポイントとのバランスを考慮しながら選ぶのも大事……!
日本の歴史漫画 おすすめ6社を比較
有名どころ6社(角川・小学館・学研・集英社・講談社・朝日学生新聞社)の日本の歴史漫画にしぼって、下記6点を比較しました。
出版年を比較
出版社 | 出版年 |
小学館 | 2022年 |
角川 | 2015年 ※2022年11月に16巻が発売、2024年9月に別巻1冊が追加された新セットが発売 |
集英社 | ソフトカバー:2021年 ※2023年11月に別巻1冊が追加された新セットが発売 ハードカバー:2016年 |
学研 | 2021年 ※2022年11月に別巻2冊が加わった新セットが発売 |
講談社 | 2020年 ※2022年11月に別巻2冊が加わった新セットが発売 |
朝日学生新聞社 | 2011年 |
2024年10月現在、新しいバージョンが発売されているのは角川版です(2024年9月に「別巻まんが人物事典」発売)。
角川版は2022年10月に第16巻が発売され、安倍元首相の事件など2022年の出来事まで網羅されています。
16巻のレビューはこちら▼
近現代史の割合を比較
近現代史の割合が高い順
出版社 | 近現代史の割合 |
小学館 | 20巻中9巻 (約45%) |
角川 | 16巻+別巻3冊中8巻(約42%)※別巻2冊を除く |
集英社(ソフトカバー版) | 20巻中8巻 (約40%)※別巻2冊を除く |
講談社 | 20巻中6巻(約30%)※別巻2冊を除く |
学研 | 14巻中4巻(約29%) |
朝日学生新聞社 | 7巻中2巻(約29%) |
巻数で比較した場合、小学館(リニューアル版)が近現代史の割合が1番高く、次いで角川が2番目に高い割合です。
資料&コラム(解説)の割合を比較
資料&コラムの割合が高い順
出版社 | 資料&コラムの割合 |
学研 | 約34ページ |
講談社 | 約28ページ |
小学館 | 約27ページ |
角川 | 約18ページ |
集英社 | 約18ページ |
朝日学生新聞社 | 約10ページ |
資料&コラムの多さは学研が1番ですが、資料の写真の豊富さは講談社がダントツです。
カラーページの割合を比較
カラーの割合が高い順
出版社 | カラーページの割合 |
学研 | すべてカラー |
集英社 | カラー50ページ以上、他はモノクロ |
角川 | カラー19ページ、他はモノクロ |
小学館 | カラー18ページ、他はモノクロ |
講談社 | カラー3ページ、他はモノクロ |
朝日学生新聞社 | モノクロ |
学研はフルカラー、朝日小学生新聞はモノクロ、それ以外はカラー&モノクロです。
本のサイズを比較
1冊の重量が軽い順
出版社 | 本の重さ |
集英社(ソフトカバー) | 233g |
角川 | 265g |
講談社 | 267g |
小学館 | 372g |
学研 | 400g |
集英社(ハードカバー) | 433g |
朝日学生新聞社 | 628g |
1冊の本の重さについては、500mlペットボトル1本分(水入)が538gだったので、それよりも重いものでも大丈夫か、軽いものの方がいいのかも判断の目安としてご参照ください。
一番軽いのは集英社のソフトカバー版、一番重たいのは朝日学生新聞社の歴史漫画でした。
サイズ感は本の高さでみてみると、集英社(ソフトカバー)、角川、講談社は500mlペットボトルよりも低く、小学館と学研は同じくらい、朝日のハードカバーの方は少し高めです。
値段を比較
セット価格が安い順
出版社 | 価格 |
朝日学生新聞社 | 9,680円(全7巻) |
学研 | 17,160円(全12巻+別巻2冊) |
集英社(ソフトカバー) | 18,590円(全20巻+別巻2冊) |
小学館 | 19,360円(全20巻) |
角川 | 20,900円(全16巻+別巻5冊)※2024年9月、別巻が1冊加わった新バージョンが登場 |
講談社 | 21,890円(全20巻+別巻2冊) |
集英社(ハードカバー) | 23,540円(全20巻+別巻1冊) |
セット価格で一番安いのは朝日小学生新聞、一番高いのは集英社のハードカバー版です。
集英社版は、ソフトカバーかハードカバーかで値段が異なるのでご注意ください。
日本の歴史漫画6社の比較一覧表
角川・小学館・学研・集英社・講談社・朝日小学生新聞の6社の日本の歴史漫画を比較したものを表にまとめましたので、ご参照ください。
商品 | ||||||
出版社名 | 角川 | 小学館 | 学研 | 集英社 | 講談社 | 朝日学生新聞社 |
セット価格 (税込) | 20,900円 | 19,360円 | 17,160円 | 18,590円(ソフトカバー)23,540円(ハードカバー) | 21,890円 | 9,680円 |
巻数 | 全16巻+別巻5冊 | 全20巻 | 12巻+別巻2冊 | ソフトカバー:全20巻+ 別巻2冊 ハードカバー:全20巻+ 別巻1冊 | 全20巻+別巻2冊 | 全7巻 |
出版年 | 2015年 2022年(16巻) 2024年(別巻新刊発売) | 2022年 | 2021年 | ソフトカバー:2021年 ハードカバー:2016年 | 2020年 2022年別巻2冊つきセットが登場 | 2011年 |
カバーの タイプ | ソフトカバー | ソフトカバー | ソフトカバー | 両方あり | ソフトカバー | ハードカバー |
近現代史の割合 | 16巻+別巻5冊中8巻 | 20巻中9巻 | 12巻中4巻 | 20巻中8巻 | 20巻中6巻 | 7巻中2巻 |
カラーorモノクロ(漫画の部分) | カラー19ページ 他はモノクロ | カラー18ページ 他はモノクロ | オールカラー | カラー50ページ以上 他はモノクロ | カラー3ページ 他はモノクロ | モノクロ |
ルビ | ||||||
DVD | ||||||
電子書籍 | ||||||
Amazon | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
6社の歴史漫画の共通点は下記3つです。
- 漢字にふりがながふられていること
- 小学生でも読めるように作られていること
- 電子書籍があるところ
日本の歴史漫画 おすすめ6社の特徴
おすすめ大手6社の日本の歴史漫画の特徴や、実際に読んでみてわかったメリット・デメリットを紹介します。
青文字タップで読みたいところまでジャンプ
商品 | ||||||
商品名 | 角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 | 小学館版学習まんが 日本の歴史 | 学研まんがNEW 日本の歴史 | 集英社版 学習まんが 日本の歴史 | 講談社 学習まんが 日本の歴史 | 朝日小学生新聞の学習まんが きのうのあしたは… |
(全巻セット) 価格 | ¥20,900 | ¥19,360 | ¥17,160 | ソフトカバー:¥18,590 ハードカバー:¥23,540 | ¥18,700 | ¥9,680 |
特徴 | 7年連続売上No.1 今の子ども好みの豪華なイラスト | 山川出版社が編集協力 41年ぶりにリニューアル | オールカラー&DVD付き | 最新の研究を反映 ソフトカバー版最軽量 | 資料・写真が豊富 | 安い アウトプットもできる 文字が大きめ |
今の子ども好みの豪華なイラスト【角川まんが学習シリーズ 日本の歴史】
最初に紹介するのは、わが家が購入した2016年から7年連続売上No.1「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」です。
(税込) | セット価格20,900円(全16巻+別巻5冊)※2024年9月「別巻まんが人物事典」が加わり新セットになりました。 |
監修者 | 山本博文(東京大学教授)※16巻は五百旗頭薫、「別巻まんが人物事典」は岡美穂子 |
本のタイプ | ソフトカバー |
1冊の総ページ数 | 224ページ |
イラスト | スタジオジブリの近藤勝也さんをはじめ、豪華な執筆陣によるイラスト |
角川版の特徴・強み
- 2016年から7年連続売上No.1
- 東京大学 山本博文教授による「歴史の大きな流れをつかむ」技法(東大流)に基づき構成されている
- 歴史学の最先端の研究も取り込んでいる
- 近現代史に特化した別巻が3冊ある(日本史と世界史を織り交ぜて構成)
- コンパクトサイズで持ち運びに便利
- 小学生から大学受験まで長く使える
イラストはきれいでかわいらしく、なおかつ迫力があり、夢中になって読める要素満載です。
また、文字やイラスト・図解が見やすいところも気に入っています。
デメリットをあえて挙げるならば、もう少しカラーページが多ければ嬉しいところ。
それ以外はメリットがいっぱいの、ワクワクしながら歴史の世界に引き込まれる、魅力たっぷりの歴史漫画です。
娘が「この本がいい!イラストが好き♪」ということで、角川の歴史漫画を購入しました。何度もくりかえし読み込んでいるうちに、歴史の流れをしっかりつかめてます!
『別巻 まんが人物事典』が入った全21巻のバージョンアップ版はこちら
\8年連続売上No.1 /
新しく加わった角川版「別巻 まんが人物事典」はこちら(2024/9/11発売)
全16巻+別巻4冊セットもまだ発売中です
角川版と小学館版を比較した記事はこちら▼
山川出版社が編集協力【小学館版学習まんが 日本の歴史】
セット価格(税込) | 19,360円(全20巻) |
編集協力 | 山川出版社 |
監修 | 山川出版社の教科書の執筆者(各巻で異なる) |
本のタイプ | ソフトカバー |
1冊の総ページ数 | 224ページ |
特典 | 4大付録付き |
小学館版の特徴・強み
- 長年の実績がある
- 山川出版社の教科書作りにたずさわってきた歴史学者が監修
- 全20巻中9巻が近現代史
- 小学生から大学受験まで長く使える
- 全巻購入特典で4大付録がもらえる(重大事件100カード、日めくり日本史カレンダー、日本史ワンダー大地図、つながる重要年表)
本のサイズ感は、リニューアル前の本のサイズと比べるとこのような感じ▼
ハードカバーからソフトカバーに変わってサイズがコンパクトになり、重さも少し軽くなって持ち運びに便利になりました。
イラストに関しては、リニューアル版は今風のイラストに進化▼
今風とはいえ、キラキラした感じの絵ではなく、落ち着いた感じの印象です。
旧版と比べてまんがのコマが大きくなり、スッキリ読みやすくなりましたよ!
リニューアルした小学館版を読んでみたところ、「出来事に至るまでの過程」がものすごく詳しく書かれてあり、納得しながら読み進められました。
ちょっと気になるところを挙げるならば、情報量が多いため(他の歴史漫画と比較して文字量も多い【特に解説部分】)、小学生には多少理解しにくい部分もあるかもしれません。
実際に小3の娘が小学館版を読んで、「角川の歴史漫画と比べると文字が多いね。」とのこと(そう言いつつもおもしろいそうで何度も読んでハマってますが……)。
ただ大学受験まで長く使うことを考えると、小学生のうちは漫画の部分を読んで、大まかな流れをつかんでおけば十分だと思います。
小学館版日本の歴史漫画は、長年の確かな実績があり、中学・高校・大学受験対策として効力を発揮すること間違いない安心感・信頼感のある歴史漫画です。
歴史の教科書や受験生必携の「一問一答」で有名な山川出版社が編集協力をしているのはものすごい強み!
全巻セット購入の4大付録もおもしろいですよ♪
\ 全巻購入特典 4大ふろく付き♪ /
リニューアル前の小学館版の記事を見る(タップして開く)
長年の実績&資料の豊富さで選ぶ:小学館版少年少女 日本の歴史
2つ目は、親しみやすいイラストの「小学館版学習まんが 少年少女 日本の歴史」。
小学館版は情報量が多く、受験対策にも長年の実績がある歴史漫画です。
セット価格(税込) | 21,758円 |
監修者 | 児玉幸多教授(学習院大学名誉教授) 22巻は金谷俊一郎さんが解説 |
本のタイプ | ハードカバー |
1冊の総ページ数 | 144〜199ページ |
イラスト | あおむら純さん 22巻は森本一樹さん |
全巻購入特典 | あり |
小学館版の特徴・強みは、
- 累積2060万部突破。発売以来37年間販売実績No.1
- 豊富な資料と情報量の多さ
- 平成元年から平成30年までの最新刊が加わって、現代史もしっかり学べる
- 小学生から大学受験まで使える
- しっかりとした作りの丈夫なハードカバー
1番最初に出版されたのは1981年で40年ほどの歴史がある歴史漫画。私が小学生の頃夢中になって何度も何度も読んでいました。
漫画のイラストは古めかしさを感じる場合があるかもしれませんが、大学受験対策としてもしっかりとした実績があり、安心感・信頼感がある日本の歴史漫画です。
私個人的には、あおむら純さんの昭和な雰囲気のイラストが好きです。
この漫画のおかげで小学生の時点で歴史の大まかな流れがわかっていたので、受験勉強になっても比較的スムーズに入っていけたことを覚えています。
オールカラー&DVDが魅力的【学研まんがNEW 日本の歴史】
3つ目は「学研まんがNEW 日本の歴史」。
学研版は、本だけでなく映像でも学べる歴史漫画史上初のDVD付きです。
セット価格(税込) | 17,160円(12巻+別巻2冊) |
監修者 | 総監修:大石学教授(東京学芸大学名誉教授)+各時代の監修者 |
本のタイプ | ソフトカバー |
1冊の総ページ数 | 152ページ |
イラスト | 実力派の漫画家たち |
全巻購入特典 | 4大特典付き |
学研版の特徴・強み
- オールカラー
- わかりやすいDVDが付いていて映像でも学べる
- イラストが豪華
- 巻末の資料が豊富
- 小学生から大学受験まで長く使える
実際にDVD(約30分)を観てみたいと思い、学研の歴史漫画を購入して娘と観たところ、すごくわかりやすい!
ハニックとドギーの会話がおもしろくて個人的にツボにハマり、最後まで楽しく見られました。
デメリットを挙げるならば、ソフトカバーの中では本が重ためなところと、紙質がかなりしっかりしているので、若干本がめくりにくいかなと感じるところ。
上記のデメリットはあるものの、全ページフルカラーで読みやすく、またDVDでも楽しく学べるなどたくさんのメリットがあり、初めて歴史に触れるお子さんにもピッタリな歴史漫画です。
DVDがすごくおもしろくて、全部欲しくなってしまいました……!
\ 2022年11月に別巻2冊が加わって、全14巻のセットが新登場! /
最新の研究を反映:ソフトカバー版最軽量の【集英社版 学習まんが 日本の歴史】
4つ目は、ソフトカバー版最軽量の「集英社版 学習まんが 日本の歴史」。
近現代史が全20巻中8巻で、近現代史が充実している集英社版です。
セット価格(税込) | ソフトカバー:17,380円(全20巻+別巻2冊) ハードカバー:23,540円(全20巻+別巻1冊) |
監修者 | 各時代をそれぞれの時代の専門家が監修 |
本のタイプ | ソフトカバーorハードカバー |
1冊の総ページ数 | 192ページ |
イラスト | 表紙:集英社各誌で活躍中のまんが家 まんが本編:実績あるまんが家 |
全巻購入特典 | あり(数量限定) |
集英社版の特徴・強み
- 20巻中8巻が近現代史
- 各時代の専門家が監修していて、最新の研究を反映している
- カラーページの割合が多い
- ソフトカバー版が6社の中で最軽量
- 小学生から大学受験まで使える
- ソフトカバー版とハードカバー版両方あり、好きな方を選べる
実際に集英社のソフトカバー版を手に取って読んだのですが、ものすごく軽い!
持ち運びがラク♪
少し気になるところを挙げるならば、表紙と中身のまんがの絵は違うまんが家が描いていて、イラストのテイストが違うので、若干違和感を感じる可能性があるところ。
そこが大丈夫であれば、近現代史が充実していて、カラーページの割合が高くて読みやすく、最新の研究を反映しているなどメリットが多い歴史漫画です。
\ ソフトカバー版はこちら /
\ ハードカバー版はこちら /
\ 2023年11月15日に、歴史上の重要人物が学べる「別巻2」が追加されたコンパクト版新セットが新登場! /
11/15発売の新しいセットは、今までのセットに下記の「試験に役立つ! 超重要人物101」が追加されたものになります。
資料が豊富:特典も人気の【講談社 学習まんが 日本の歴史】
5つ目は「講談社 学習まんが 日本の歴史」。
講談社版は、1冊ごとの資料のページが約24ページ(フルカラー)もある、資料が充実している歴史漫画です。
セット | 価格(税込)21,890円(全20巻+別巻2冊) |
監修者 | 時代ごとに歴史研究の最前線にいる先生方が監修 |
本のタイプ | ソフトカバー |
1冊の総ページ数 | 224ページ |
イラスト | 実力派の漫画家 |
全巻購入特典 | あり(4大特典付き) |
講談社版の特徴・強み
- 難関大学受験対策ができる情報量
- 資料記事が豊富&資料がフルカラー
- 最新の研究を反映している
- 小学生から大学受験まで長く使える
- 特典のうちの一つである新しい付録「47都道府県のデータブック」は人気社会科講師伊藤賀一先生が監修していて高評価
漫画が始まる前に24ページの資料があるので、資料を見てから漫画を読むとさらに理解が深まります。
資料は写真がたくさんのっていて、眺めているだけでも楽しめますよ♪
弱点を挙げるとすると、ソフトカバー版の中では価格が一番高いところ。
その点が大丈夫であれば、資料もしっかり読み込んで知識をつけたい人に、また難関大学受験対策としても使える圧倒的な情報量の歴史漫画です。
\ 特典も人気♪ /
別巻が付いていないセットもあります
お手頃価格&アウトプットもできる【朝日小学生新聞の学習まんが きのうのあしたは…】
最後に紹介するのは「朝日小学生新聞の学習まんが きのうのあしたは…」。
こちらは朝日小学生新聞で連載されていた歴史漫画が単行本になったもので(2023年6月現在も連載中)、インプットだけでなく問題を解いたり音読したりアウトプットも同時にできる全7巻の歴史漫画です。
セット価格(税込) | 9,680円(全7巻) |
著者 | つぼいこう |
出版社 | 朝日学生新聞社 |
本のタイプ | ハードカバー |
1冊の総ページ数 | 220ページ〜316ページ |
全巻購入特典 | なし |
朝日学生新聞社版の特徴・強み
- 値段が安い
- 文字が大きく、低学年の子どもでも読みやすい
- 中学受験対策ができる
- キャラクター2人が歴史の旅をして歴史を学ぶストーリー
- 音読シート・歴史用語書き取りプリント・確認テストがついていて知識の定着が図れる
朝日小学生新聞の歴史漫画は字がかなり大きく、かわいらしい雰囲気の本で、中学生や高校生向きではなく、小学生向きです。
中学受験対策や歴史学習の導入としておすすめ!
メリットは価格が安いところと、歴史用語の漢字練習や確認テストなどアウトプットもできるところです。
デメリットは、中身がすべてモノクロであるところと結構重たいので持ち運びには不便なところ。
また現代史については他の本で補う必要があります。
それ以外は大まかな歴史の流れをつかんだり、初めて歴史を学ぶお子さんにも読みやすい歴史漫画です。
日本の歴史漫画選びに迷ったら「角川」がイチオシ!
紹介した有名6社の日本の歴史漫画から候補をしぼり、あとはお子さんと実際に手に取って読んでみて、お子さんの食いつき具合などを確認して選びましょう。
それでも迷ってしまってなかなか選べない……という場合は、「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」がおすすめです!
どの世代にもおすすめですが、特に小学生にイチオシ!
おすすめのポイントは、
- 今の子どもたちの心をつかむイラスト&迫力あるまんが
- 解説部分が口語体で書かれていて小学生でも理解しやすい
- 東京大学 山本博文教授による「歴史の大きな流れをつかむ」技法(東大流)に基づいた構成
- 近現代史が別巻で3冊あり、近現代史がしっかり学べる
- 小さな子どもの手にも収まりが良く、読みやすい本のサイズ。また軽くて持ち運びしやすい
わが家が角川版を購入してすごく良かったというのもありますが、印象に残るイラスト・近現代史の充実さ・読みやすさ・価格・収納しやすさなど、すべてにおいてバランスが取れていて、選んでまちがいない歴史漫画だなと感じています。
楽しく読むなら角川がピカイチ!歴史が好きになれる本です♪
ただ全巻購入となると2万円近い買い物になるので、まずは一度お子さんと試し読みしてみてくださいね!
>> 角川版の全巻試し読みはこちら
\ 7年連続売上No.1 /
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【番外編】本格的な歴史漫画の導入前におすすめ
番外編として、本格的な歴史漫画を導入する前に、小学生のお子さんにおすすめな歴史漫画2冊を紹介します。
上記2冊の本のサイズ感は、高さはコナンの方は500mlペットボトルと同じくらい、ドラえもんはそれよりも低めでコンパクト。
本の重さは、コナンが258gでドラえもんが244g(500ml水入りペットボトルが538g)。
2冊とも軽めで、持ち運びしやすいサイズです。
ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本の歴史
1番最初にわが家が導入した歴史の本は「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本の歴史」。
購入してから気がついたのですが、監修したのはあの有名な浜学園。中学入試にも役立つように作られている歴史漫画です。
小学1年の時に購入して、娘が解説のところはどのくらい読んでいたかどうかは定かではないですが、漫画の部分は間違いなく夢中になって繰り返し読んでいました。
ドラえもんだと頭にスッと入ります♪
あとは価格が安めなのもうれしいところ。
本格的な歴史漫画の導入前の、歴史に興味が持てる本としておすすめです。
\ ドラえもんと一緒に歴史が学べる /
日本史探偵コナン
ドラえもんの次に購入したのが、「日本史探偵コナン」。
娘と本屋さんに行った時に「これ欲しい!」と言われて買ったのがきっかけで、あれよあれよという間に全巻そろっていました。
全12巻、オールカラーでルビ付き。
ハラハラドキドキしながら先が気になってどんどん読み進めることができます。
そうして楽しく読んでいるうちに、歴史の知識が自然に身につくという非常に魅力的な本です。
娘だけでなく、大人の私もストーリーに引き込まれて楽しく読めました。低学年のお子さんにも読みやすい内容でおすすめ!
\ 謎と冒険に満ちあふれた歴史漫画 /
\ 続編のシーズンⅡもあります! /
まとめ:お子さんと一緒にお気に入りの日本の歴史漫画を選びましょう!
ここまで下記の6点を紹介しました。
- 日本の歴史漫画を選ぶ4つのポイント
- 6社の比較
- おすすめの日本の歴史漫画6選を紹介
- 小学生なら「角川」がイチオシ!
- 番外編としてコナンとドラえもんの日本の歴史を紹介
本記事を参考にしていただいて、お子さんと一緒にお気に入りの歴史漫画をゲットしてくださいね!
- 今の子ども好みのかわいい&きれいなイラスト:角川まんが学習シリーズ 日本の歴史
- 山川出版社が編集協力:小学館版学習まんが 日本の歴史
- オールカラー&DVD付き:学研まんがNEW 日本の歴史
- 最新の研究を反映:ソフトカバー版最軽量の集英社版 学習まんが 日本の歴史
- 資料の豊富さで選びたい人に:特典も人気の講談社 学習まんが 日本の歴史
- 価格重視&アウトプットもできる:朝日小学生新聞の学習まんが きのうのあしたは…
日本の歴史が学べる楽しいゲームもあるので、下記の記事もぜひご覧ください!
遊びながら歴史が学べるゲーム、るるぶの日本の歴史ゲームのレビュー記事はこちら▼
農民の立場から歴史を学ぶカードゲーム、田んぼウォーズのレビュー記事はこちら▼
歴史が楽しく学べる本・ゲームを5つ紹介している記事はこちら▼
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